【0066】国税不服申立て制度の歴史(協議団の取消割合) 1.審査請求事件の発生・処理状況 協議団が発足した昭和25年度は発生件数が非常に多く、約22万件に及んでいました。 これは、昭和22年から昭和24年頃までは、闇取引の横行、インフレーションの高進等混乱する経済社会とインフ…続きを読む
【0065】国税不服申立て制度の歴史(協議団の組織) 1.協議団の所掌事務 国税庁協議団及び国税局協議団令第1条第1号により、所得税法、法人税法、相続税法、資産再評価法又は富裕税法に規定されている審査請求に対する決定のための協議を行うこととなっていましたが、同条第2号で、「…続きを読む
【0064】国税不服申立て制度の歴史(協議団の発足) 1.協議団の発足 シャウプ勧告に基づき、政府は、昭和25年1月17日に「異議処理機関として専門の協議団を設置する等の方法を設け、その適切迅速な処理を図ること」を閣議決定しました。 この協議団の構想は、第7回国会において審…続きを読む
【0063】国税不服申立て制度の歴史(シャウプ勧告) 1.ドッジラインとシャウプ勧告 戦後の我が国の経済は、生産の停滞とインフレーションの高進により混乱状態に陥り、この事態から一刻も早く脱却することが緊急課題となっていました。 昭和23年12月に、アメリカ政府は、日本の急速…続きを読む
【0062】国税不服申立て制度の歴史(戦前編) 1.所得税における不服申立ての制度 我が国に初めて租税についての不服申立ての規定が設けられたのは、明治20年に所得税法が制定されたときです。 当時の所得税は、郡区長が課税していたが、その賦課決定処分に不服のある者は、その…続きを読む