【0118】民間出身国税審判官の或る日の日記(その15) 1.平成27年〇月18日 (補足) ある審査請求事件の裁決に先立っての合議体(担当審判官・参加審判官2名)による議決の最終段階において、主文としては「棄却(納税者負け)」で一致しているものの、議決書の「理由」の書きぶりに…続きを読む
【0117】審判所が長官通達を覆したのは50年間で【 】件 1.国税通則法99条の規定 国税不服審判所長は、裁決に当たって、国税庁長官が発した通達による法令の解釈に拘束されないで、独自の解釈により裁決をすることができますし、他の国税に係る処分を行う際における法令の解釈の重要な先例…続きを読む
【0116】民間出身国税審判官の或る日の日記(その14) 1.平成27年〇月〇日 始業前に先週金曜日の納税者の一件の話をしていた。 (補足) 過去に、いささか興奮した納税者の方が電話をしてみえて、来所いただき話を開くことになりましたが、どうやら不服申立てではなく徴収官による滞納…続きを読む
【0115】「直ちに」「速やかに」「遅滞なく」の違い 1.時間的近接性を表現する法令用語 「直ちに」「速やかに」「遅滞なく」は、そのいずれもある行為(事実)とその後に続く行為との間の時間的近接性を表現する場合に用いられる法令用語ですが、それぞれに許容範囲や遅滞があった場合の…続きを読む