【0122】民間出身国税審判官の或る日の日記(その17) 1.平成27年〇月〇日 始業前は、総括審判官が大規模税務署の総務課長だった当時の話になり、同姓同名の納税者の口座から2年にわたり振替納税していたことが判明したり、誤って発行した納税証明書を回収するために大阪から高松までタ…続きを読む
【0121】「争点の確認表」は目を皿のようにして確認すべき 1.争点の確認表 国税不服審判所は、以下を目的として、審査請求人及び原処分庁に対して「争点の確認表」を交付する運用を行っています。 ・担当審判官が争点を正確に把握しているか否かの確認を得ること。 ・審査請求人及び原処分庁…続きを読む
【0120】民間出身国税審判官の或る日の日記(その16) 1.平成27年2月〇日 自分が新たに担当することになるB事件につき本部から裁決検討事績表が発出されていたことを総括審判官と喋っていたが、国税不服審判所としては非公開(情報公開請求により公開)だった過去の裁決が独り歩きする…続きを読む
【0119】審判所パンフレットの「争点主義的運営」ってどういうこと? 1.国会の附帯決議の要請 国税不服審判所のパンフレットである「審判所ってどんなところ? 国税不服審判所の扱う審査請求のあらまし」(令和2年8月)には、以下の記載があります。 「国税不服審判所は、審査請求人と処分を行った税…続きを読む