1.平成27年〇月〇日
今日は1部門の副審判官と庶務担当審査官とA審査官と自分の4人のみであるが、そういえば、朝のエレベータの中で審理部の審査官が、「昨日覗いたら第2部は少ないですね。」と言われた。
2部門はA審査官と2人であるが、定時までの時間については、昨日の日経夕刊に税理士の懲戒のことが書いてあり、税理士会幹部のコメントが掲載されていた記事を見せて喋っていた。
第1部の会計士出身審判官のところに行き、先行事件の一件書類を借りてくるが、反論書と意見書が10往復以上している。
「調査手続ってこんなんなのかな?」と思っていたが、2回実施された請求人面談の「釈明陳述録取書」と「質問調書」が全く同じ内容で、意見と証拠が混じっていた。
どうやら、証拠として録取する内容を釈明陳述録取書に入れて原処分庁に送付してしまうから、(主張ではなく)事実関係の不毛な争いが続いてしまったのではないだろうか?
この手の事件は事実関係で争いがあるのが常なのに。
京都支所の総括審判官から弁護士出身審判官に電話があるが、お休みであることを伝えると、「急ぎではないので電話があったことも言わないで。」と言われた。
2.審査官による議決書案の加工
審理部の審査官が1部門の副審判官と喋っているが、神戸支所の副審判官と第2部の庶務担当審査官と審理部の審判官のことについてわいわい言っている。
「神戸支所から来た奴はロクな奴がおらん。」みたいな話をこちら(A審査官と自分)に聞こえるように冗談で言っていた。
第1部の審査官も神戸支所からの異動組であるが、神戸支所の副審判官の書く議決書はかなり長い(不要と思われる記述も多い)ということを含めていろいろ言って嵐のように去って行った。
その第1部の審査官が来て、自分の担当するA事件の審査請求書を見て帰って行った。
B事件の意見書が届いたようでA審査官が処理していた。
今日は人数が少ないこともあり、家からお昼を持って来て自席で食べる。
A審査官からB事件の議決書案について独り言の延長線上みたいなことを聞かれている。
「煮るなり焼くなり好きなように加工してくれ。それに乗っかるから。」というのが正直な気持ちであるが、「所長や次席審判官に『・・・』と言われるかな~。」なんて今になって言わないでほしい。
3.国税不服申立制度改正研修会に講師派遣されない
先行事件の一件書類は一旦第1部に返したが、なぜか(第1部の中にある)第1合議室に次席審判官が入って行った。
来週の第2部の幹部会資料を見ていると、財務省共済組合の被扶養者の要件確認のアナウンスがあり、母親については年金裁定通知書が必要になるようだ・・・去年の共済組合員証の取得に大幅な時間を要した経験があるので、早めに言っておこうと思う。
A審査官は、1部門の副審判官と以前の事件や現在係属の事件などについて長時間話していて、「今日は1頁しか進みませんでしたわ。」と最後に話していたが、B事件の議決書案のことだろう。
大阪局の局報を見ると、租税教育関係で知り合いの税理士が講演している記事があり、アウトプットしたが、白黒なのであまり写真が映えない。
A審査官が、「第1部に係属される国際案件である・・・は否認額・・・円ですって」と言っていた。
来週の大阪本所の予定表を見ると、近畿税理士会左京支部でも国税不服申立制度の改正研修会があるようだが、ここも京都支所長が派遣されるらしい。
自分が研修委員の知り合いの税理士に声をかけたことが実現の要因であるはずなのに、自分が講師派遣されずにくやしいな。
他の税理士会支部についても自分のところに連絡がないということは、自分は素通りということなのだろうか。