【0253】幻の国税審判庁構想(その1) 1.法律案の提出と審議経過 国税不服審判所の設置を含む国税不服申立制度の抜本的な改正については、当時の政府税制調査会の「税制簡素化についての第三次答申」を受けて、最初の法案が、昭和44年2月18日、第61回国会に「国税通…続きを読む
【0209】国税審判官採用試験の実際(その2) 1.「5 面接 ⑴ 面接の流れ」 【0208】に引き続き、「弁護士山中理司のブログ(https://yamanaka-bengoshi.jp/)」に山中先生が行政文書の開示請求をされて入手された「国税審判官(特定任期付職…続きを読む
【0208】国税審判官採用試験の実際(その1) 1.面接試験実施要領 「弁護士山中理司のブログ(https://yamanaka-bengoshi.jp/)」に山中先生が行政文書の開示請求をされて入手された各種書面が公表されていますが、その中に国税不服審判所本部が作成…続きを読む
【0207】国税不服審判所「支所」の実際 1.本部・支部・支所 国税不服審判所は東京霞が関の財務省本庁舎内に本部があり、各国税局(国税事務所)管轄で12の支部(各地域審判所)があります。 そして、納税者の便宜など考慮してか、関東信越支部に「新潟支所」「長野支所」…続きを読む
【0206】新たな裁決書方式(その2) 1.「当審判所の判断」欄 【0205】に引き続き、平成28年から採用されている新しい裁決書様式の骨格について解説します。 「当審判所の判断」欄の記裁順序の基本形は次の二つですが、選択に迷う場合は、法令解釈先行型を採用して…続きを読む
【0205】新たな裁決書方式(その1) 1.新たな裁決書方式導入の経緯 裁決書は、審査請求人に対する応答であるとともに、後述する開示請求や裁決事例の公表などを通じて広く国民に周知されるものですので、その記載方法については常に見直しを行い、裁決書の質的向上を図る…続きを読む
【0202】国税不服審判所内部の事件配付方針(その2) 1.審査請求事件の税目別による配付方針 主に大阪国税不服審判所を対象として各担当審判官(及び参加審判官を含む合議体)に対する審査請求事件の配付方針を解説しており、【0201】(その1)においては、処分権者である国税局長・…続きを読む
【0201】国税不服審判所内部の事件配付方針(その1) 1.組織規模はまちまち 国税不服審判所は、財務省本庁舎内にある本部の下に、国税局(国税事務所)管轄に12の支部(各地域審判所)が存在し、原則として各地域審判所が自前の人的資源をもって裁決まで行っています。 しかし、国税局…続きを読む
【0200】審査請求における「合議」の性質 1.国税不服審判所における現実の合議 国税不服審判所は、既になされた国税に関する不利益処分の適否を調査・審理し、原処分を維持するか取消すかの裁決を行う機関であり、その裁決は原処分庁を拘束する(取り消されても受忍するしかな…続きを読む
【0199】国税不服審判所の研修体系(その2) 1.支部研修 前回(【0198】国税不服審判所の研修体系(その1))に引き続き、課税庁から大阪国税不服審判所に赴任した国税プロパー職員(又は民間から任官した任期付審判官)が初年度に受けるべき研修体系をご紹介します。 9月…続きを読む