【0141】国税不服審判所の組織体系 1.機構の概要 国税通則法が昭和45年3月に改正され、同年4月に国税不服審判所組織令及び国税不服審判所組織規程(現組織規則)がそれぞれ公布され、これらの法令により国税庁の附属機関として国税不服審判所が設置されました。 国…続きを読む
【0140】民間出身国税審判官の或る日の日記(その26) 1.平成27年〇月〇日 近畿税理士会支部の研修まで1か月となったが、そろそろレジメを研修担当者に送付しておいてくださいねと管理課長補佐に言っておかなければ。 新審判所長の略歴が配付されたが、昭和38年1月生まれということ…続きを読む
【0139】不服申立てにおける件数カウントの妙 1.不服申立てにおける申立件数 納税者は、税務署(国税局)が行った課税処分や滞納処分に不服があるときは、処分の取消しを求めて不服を申し立てることができます。 この不服申立制度は納税者の正当な権利や利益を簡易かつ迅速に救済…続きを読む
【0138】民間出身国税審判官の或る日の日記(その25) 1.平成27年〇月〇日 弁護士出身審判官が過去に担当審判官をしたD事件が週刊誌にリークされている記事が掲載されていたのを見たが、内容としては裁決書の内容から判明したようである。 開示請求時の審判所のマスキング漏れではない…続きを読む
【0137】国税不服申立てにおける代理人 1.代理人の選任 不服申立人は、弁護士、税理士その他適当と認める者を代理人に選任することができ、弁護士、税理士に限られません。 しかし、不服申立てに関する代理を業とすることについては、税理士法第51条及び第52条の規定に…続きを読む
【0136】民間出身国税審判官の或る日の日記(その24) 1.平成27年4月2日 支所長と総括審判官は新旧審判所長の挨拶・訓示や部長会・総括連絡会のため本所に直行。 支所長、総括審判官がいないということで、特に1部門はタラタラした雰囲気。 副審判官が先日支所長を訪ねてきた須磨署…続きを読む
【0135】国税不服審判所の情報公開請求 1.情報公開法の施行 平成13年4月1日、行政機関の保有する情報の一層の公開を図り、もって政府の有するその諸活動を国民に説明する責務が全うされるようにするとともに、国民の的確な理解と批判の下にある公正で民主的な行政の推進…続きを読む
【0134】民間出身国税審判官の或る日の日記(その23) 1.平成27年3月〇日 午後から大阪本所の幹部会に行くが、「一堂に会するから「会」なだけであって、双方向のコミュニケーションを取る「会議」ではないところが役所の会議ですね。」という話を総括審判官としていた。 所長次席回付…続きを読む
【0133】国税庁監察官は国税の内部警察 1.国税庁監察官の職務 国税庁監察官とは、国税庁所属の職員がしたその職務に関する犯罪及びその職務を行う際にした犯罪並びに刑法198条(贈賄)の犯罪について、犯罪及び証拠を刑事訴訟規則に基づいて捜査する権限のある国税庁所属…続きを読む
【0132】民間出身国税審判官の或る日の日記(その22) 1.平成27年3月〇日 今日で大学を卒業して丸20年が経過した。 卒業式の日にA君と話をした記憶があるが、自分は税理士、公認会計士を経由して国税審判官に、A君は国税専門官となり現在はある税務署の法人課税部門の上席調査官と…続きを読む